マウス胎児線維芽細胞 (MEF) の初代培養

Materials

Protocol

Day 0

  1. ペトリディッシュ4枚と 50 ml チューブに 20 ml の PBS(-) を入れる。
  2. マウスを頚椎脱臼で安楽死させる。
  3. 開腹して子宮を摘出し、ペトリディッシュ (1) に移す。
  4. 子宮を切開し、羊膜に包まれた胎児を露出させる。
  5. 羊膜と胎盤を除去した胎児を、ペトリディッシュ (2) に移す。
  6. 上記の作業を繰り返し、全ての胎児を摘出する。
  7. 1匹の胎児をペトリディッシュ (3) に移す。
  8. 実体顕微鏡下で、頭を切断し、内臓 (赤い部分) を除去する。
    PBS(-) が汚れてきたら、ペトリディッシュ (4) と交換する。
  9. 胎児の組織塊を 50 ml チューブに移す。
  10. 上記の作業を繰り返し、全ての胎児を処理する。
  11. 以下の作業は安全キャビネット内で行う。
  12. アスピレーターで 50 ml チューブの PBS(-) を除去する。
    PBS(-) は、組織塊が浸かっている程度には残す。
  13. 10 cm dish に 10 ml の DMEM/10% FBS/PS と 100 ul の amphotericin B (終濃度 2.5 ug/ml) を入れる。
  14. 18 G の針を装着した 10 ml シリンジで、1匹分の組織塊を吸着し、10 cm dish に移す。
    PBS(-) は可能な限り 10 cm dish に移さない。
  15. シリンジで、ゆっくりと培養液ごと組織塊を吸い、出す, 3回
    組織塊を砕き過ぎないようにする。
  16. 上記の操作を胎児の数だけ行う (胎児の数だけ 10 cm dish を作る)。
  17. CO2 インキュベーション, 37°C, O/N。

Day 1 以降