プラスミド miniprep
Materials
Protocol: 大腸菌の培養とコピープレートの作成
- 必要であれば 30 ul の X-gal 溶液を LB plate に塗布し、RT or 37°C で乾燥させておく。
- 15 ml チューブに 2 ml の LB medium を入れる。
- LB plate の大腸菌コロニーを 200 ul チップでつつく。
- そのまま、200 ul チップで新しい LB plate (コピープレート) をつつき、コロニーをコピーする。
- 200 ul チップを 15 ml チューブに入れる。
- 15 ml チューブのキャップを固く閉じ、シェーカーで培養する, 250 rpm, 37°C, O/N。
- コピープレートを 37°C インキュベーターで培養する, O/N。
Protocol: miniprep
- コピープレートにコロニーが生えていることを確認し、4°C 保存。
- 15 ml チューブから 1 ml の LB medium を 1.5 ml チューブに移す。
- 遠心, 13000 rpm, RT, 1 min。
- 沈殿した大腸菌を吸わないように、アスピレーターで上清を吸い出す。
- 100 ul の GTE を加え、ボルテックスで大腸菌の沈殿を完全に懸濁する。
- 200 ul の 0.2 N NaoH/1% SDS を加え、転倒混和する。
- 150 ul の 4 M 酢酸カリウムを加え、転倒混和する。
- 450 ul の 5 M LiCl を加え、転倒混和する。
- 氷上でインキュベーション, 5 min。
- 遠心, 13000 rpm, RT, 10 min。
- 800 ul の上清を新しい 1.5 ml チューブに移す。
上清は 800 ul 以上あるが、移すのは 800 ul だけで良い。それ以上はチューブに入らない。
- 700 ul のイソプロパノールを加え、転倒混和する。
- 遠心, 13000 rpm, RT, 10 min。
- デカントで上清をアルコール廃液として捨てる。
- 500 ul の 75% EtOH を加える。
- 遠心, 13000 rpm, RT, 5 min。
- 200 ul のピペットで上清をアルコール廃液として捨てる。
- チューブのフタを開けて静置し、乾燥させる。
- 20 ul の MQ を加えてプラスミドを溶解する。
- -20°C 保存。制限酵素処理、電気泳動などには 5 ul のプラスミド溶液を使う。