Introduction
核酸 (DNA, RNA) は 260 nm の波長を吸収する。したがって、核酸溶液の 260 nm の吸光度 (A; absorbance) を測定することで、核酸の濃度を求めることができる。また、タンパク質は 280 nm の波長を吸収するため、A260/A280 値は核酸の純度 (タンパク質の混入程度) の指標となる。RNA 溶液の場合、A260/A280 が 2.0 前後であれば充分な純度である。
Plotocol
- 微量分光光度計の電源を入れる。
- 「1. Select Sample」を選択する。
- 「3. RNA」を選択する。
- 「2. Start Measurement」を選択する。
- 「Blank」を選択する。
- RNA の溶媒 (大抵は MQ) 2 ul を測定部位にアプライし、↵ を押して測定する。
- Blank が測定できたら、ペーパーワイプで測定部位を拭き取る。
- RNA サンプル 2 ul をアプライする。
- 「Samples (RNA)」を選択して測定する。
- ペーパーワイプで RNA サンプルを拭き取る。
- サンプルの数だけ、8〜10 を繰り返す。
- 測定が終了したら、「Save & Exit」、「Save」の順に選択する。
- 「3. Show & Print Results」を選択する。
- 保存したデータ「Data_0X YYMMDD HHMM RNA」を選択する。
- 「Select All」を選択する。全てのサンプルにチェックマークが付く。
- 「Print」を選択すると印刷が始まる。
印刷されたシートに、サンプル名や溶液量などを記入し、実験ノートに貼付する。 - 「Data Menu」、「Exit to Main Menu」の順に選択する。
- メインメニューの画面で電源ボタンを押し、「Yes」を選択して電源を切る。