大腸菌用培地の調整

目次 / Index

抗生物質の調整

100 mg/ml アンピシリンの調整

以下の作業を安全キャビネット内で行う。

  1. 5 g のアンピシリンナトリウム (ナカライ, 02739-74) を 50 ml の MQ に溶かす。
  2. 1 ml ずつ分注し、-20°C 保存。
  3. 1/1000 量 (最終濃度 100 ug/ml) を培地に添加する。

50 mg/ml カナマイシンの調整

以下の作業を安全キャビネット内で行う。

  1. 1 g のカナマイシン硫酸塩 (ナカライ, 19860-31) を 20 ml の MQ に溶かす。
  2. 1 ml ずつ分注し、-20°C 保存。
  3. 1/1000 量 (最終濃度 50 ug/ml) を培地に添加する。

LB plate (寒天培地) の調整

  1. メディウム瓶に 1000 ml の MQ を入れる。
  2. 40 g の LB 寒天粉末 (ナカライ, 20068-75) を加える。
  3. オートクレーブ, 121°C, 20 min。
  4. オートクレーブ終了直後にメディウム瓶を取り出す。
    冷めるとアガーが固まってしまう。
  5. 水煎してメディウム瓶を 50~60°C に冷ます。
    一ヶ所だけが冷めないように、メディウム瓶、中のメディウムを回転させながら水煎する。
  6. 1/1000 量のアンピシリン or カナマイシンを加える。
  7. オートピペットで 20 ml/plate の LB アガーを素早く入れる。
  8. アガーが固まったらディッシュ裏返し、フタを下にして乾燥させる, RT, O/N。
  9. プレートの裏面に抗生物質の種類を書く。
  10. 日付と抗生物質の種類を記入したビニールテープを貼った袋にプレートを入れ、4°C 保存。

LB medium (液体培地) の調整

  1. メディウム瓶に 1000 ml の MQ を入れる。
  2. 25 g の LB 培地粉末 (ナカライ, 20069-65) を加える。
  3. オートクレーブ, 121°C, 20 min。
  4. LB 培地が充分に冷めたら、1/1000 量のアンピシリン or カナマイシンを加える。
  5. メディウム瓶に日付と抗生物質の種類をラベルし、4°C 保存。

SOB medium (液体培地) の調整

  1. メディウム瓶に 100 ml の MQ を入れる。
  2. 30 g の SOB 培地粉末 (フナコシ, 3030-022) を加える。
  3. オートクレーブ, 121°C, 20 min。
  4. SOB 培地が充分に冷めたら日付をラベルし、4°C 保存。