Introduction
アルカリフォスファターゼ (alkaline phosphatase; ALP) は、未分化な ES/iPS 細胞や、分化した骨細胞で高発現しており、その酵素活性は(未)分化マーカーとして利用される。
Materials
- MQ, 染色用, RT
- PBS(-), 染色用, RT
- 2% PFA in PBS(-), 4°C
- 透過液 (50% EtOH/50% アセトン), -20°C
- ALP 基質液 (ALP/TLAP 染色キット [Wako, 294-67001]), 4°C
Protocol: 24-well plate
ALP 基質液を RT に戻しておく。冷たいままだと充分な酵素反応が生じない。
特に指定のない限り、500 ul/well で操作する。
- PBS(-) で wash, 2回。
- 2% PFA を加えて固定する。On ice, 10 min。
- PBS(-) で wash, 2回。
- 透過液を加え、-20°C, 1 min。
- PBS(-) で wash, 2回。
- 250 ul/well の ALP 基質液を加え、37°C でインキュベーション。
- 小まめに染色具合を確認し、適切なタイミングで反応を終了する。5~30 min。
- MQ で wash, 3回。
- 250 ul/well の MQ に細胞が浸かっている状態で、顕微鏡 (Color, Phase) で観察・撮影する。
- ALP のシグナル強度を定量する。
Examples
Fig 1. MC3T3-E1 細胞の ALP 染色 / ALP staining of MC3T3-E1 cells
References
Nihashi Y, Miyoshi M, Umezawa K, Shimosato T, Takaya T*. Identification of a novel osteogenetic oligodeoxynucleotide (osteoDN) that promotes osteoblast differentiation in a TLR9-independent manner. Nanomaterials. 2022; 12: 1680.