ALP 染色

Introduction

アルカリフォスファターゼ (alkaline phosphatase; ALP) は、未分化な ES/iPS 細胞や、分化した骨細胞で高発現しており、その酵素活性は(未)分化マーカーとして利用される。

Materials

Protocol: 24-well plate

ALP 基質液を RT に戻しておく。冷たいままだと充分な酵素反応が生じない。

特に指定のない限り、500 ul/well で操作する。

  1. PBS(-) で wash, 2回。
  2. 2% PFA を加えて固定する。On ice, 10 min。
  3. PBS(-) で wash, 2回。
  4. 透過液を加え、-20°C, 1 min。
  5. PBS(-) で wash, 2回。
  6. 250 ul/well の ALP 基質液を加え、37°C でインキュベーション。
  7. 小まめに染色具合を確認し、適切なタイミングで反応を終了する。5~30 min。
  8. MQ で wash, 3回。
  9. 250 ul/well の MQ に細胞が浸かっている状態で、顕微鏡 (Color, Phase) で観察・撮影する。
  10. ALP のシグナル強度を定量する。

Examples

ALP staining of MC3T3-E1 cells
Fig 1. MC3T3-E1 細胞の ALP 染色 / ALP staining of MC3T3-E1 cells

References

Nihashi Y, Miyoshi M, Umezawa K, Shimosato T, Takaya T*. Identification of a novel osteogenetic oligodeoxynucleotide (osteoDN) that promotes osteoblast differentiation in a TLR9-independent manner. Nanomaterials. 2022; 12: 1680.